不毛すぎる対話

学校の階段 10 (ファミ通文庫)

学校の階段 10 (ファミ通文庫)

自分の中で「文学少女」と並べられるほどに評価できるラノベのシリーズが終わった。
幸宏みたいに「先」を少しでも覗けたような高校生活がうらやましいとふと感じた。
しかし、自分に一年間の高校生活を猶予したならば、自分なりの「先」の先端を覗くことができただろうかという問いにもいささか疑問に思ってしまう。
答えは見つからない。
これから僕は大学生活に向かう。
大学生活でもきっとクイズを続けていくだろう。はたして僕はそこで自分なりの「先」を垣間見ることができるのだろうか。
学校の階段』は「先」へのアプローチ方法の指南書だと思う。
高校生活で何か打ち込むことを見つけられなかった人や思い悩んでいる人には是非読んでほしい本である。